新型コロナウイルスが世界中に蔓延している影響で、様々な製品が品薄・品切れとなっています。
その品薄・品切れ商品の一つが納豆。
すでに買いだめや消費が増えたことで品薄や品切れとなってるスーパーもあるとか。
一体なぜ納豆の消費が増えているのでしょうか?
今回は納豆が品切れ・品薄となっている理由や、納豆が新型コロナウイルスに効果的なのかについてまとめていきます。
新型コロナウイルスで納豆の品切れ・品薄が広がっている理由とは?
納豆の品切れ・品薄が広がっているのは、日本の新型コロナウイルス患者の都道府県別発生件数が原因です。
こちらが、2020年3月13日現在日本で報告されている新型コロナウイルス患者の都道府県別患者数。
北海道、愛知県、大阪府、東京都を中心に、新型コロナウイルスの患者数は増え続けています。
そんな中、日本の中でもまだ新型コロナウイルス患者が出ていない県があるのです。
その1つが『茨城県』。
千葉などの周りの県では多数の感染者が報告されているにもかかわらず、茨城県が未だ患者数ゼロの理由は何かあるのではないか。
そして、ネットで話題になったのが、
「茨城県の名産である納豆が新型コロナウイルスの予防に効果があるのではないか」という噂。
注意していただきたいのが、この内容、何の根拠もないただの噂です。
ですが、この噂がネットで拡散され、納豆の品切れ・品薄が起きているようです。
東京では「お1人様1点限り」などの購入制限をしているスーパーもあるとか。
納豆は新型コロナウイルス感染予防に効果があるの?
実際に納豆は新型コロナウイルス感染の予防効果があるかを調べてみました。
3/11に行われた消費者庁の会見によると、
「新型コロナウイルス予防に効果があると言われている物について、現時点ではその有効性を示す科学的な根拠は存在しない」と発表していました。
つまり、納豆に効果があるかどうかは現時点ではわかっていないのです。
次に、納豆の栄養成分から、考えてみようと思います。
納豆の原料は、畑のお肉といわれるほどたんぱく質豊富な大豆。
たんぱく質以外にも脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・食物繊維が多く含まれたバランスのいい食品。
また、ナットウキナーゼと呼ばれる、納豆のネバネバに多く含まれている酵素は、血液中の血栓を溶かして脳梗塞予防に繋がるとの報告があるほど。
そして、納豆を毎日食べた母親から生まれた子供は、納豆を食べない母親から生まれた子供に比べて、約3.5倍もアトピー性皮膚炎になりにくい、という研究結果や、
日常的に納豆を食べている子供はo-157に感染しにくい傾向にある、などのデータもありました。
参考;http://www.natto-science.jp
これらのことから、納豆が新型コロナウイルスを直接的に予防する効果があるかどうかはまだ解明されていないことがわかりました。
ですが日本を代表するスーパーフードの納豆は、何らかのメカニズムで人間の身体を病気や菌から守ってくれるということは、データが出ているようです。
新型コロナウイルス予防というより、全般的な感染症や病気予防の為!というイメージですね。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、根拠のない噂一つで、様々なものが品薄になってしまいます。
こんな時だからこそ、本当に正しい情報なのかを冷静に考えて判断したいものですね。
新型コロナウイルスには、手洗いやうがいなどの感染症対策と、毎日バランスの良い食事・睡眠を摂って身体の免疫力を高めておくことが一番大切です!